ポートフォリオのデザイン

ポートフォリオを作る時、注意しておきたい3つのポイント

Twitterで、ポートフォリオについて呟いたら
ちょいちょい反応をいただけたので
今回は、ポートフォリオを作る時に注意しておきたいポイント
について書いてみたいと思います。









1.ポートフォリオ作品の数と選び方

ポートフォリオを作る時に誰もが初めに考えると思うのが作品の数だと思う。
率直にいうと、作品数が多いに越したことはないけど
次のようなのは自分を下げてしまう可能性があるのでNGだ。


・クオリティが低い作品を入れてしまう。
・トレースしたバナーとかを入れる。
・数が多すぎる(30~50とか。)


それぞれ解説すると


>・クオリティが低い作品を入れてしまう。

これは、言わずもがなで
どうしても作品がない時以外は
クオリティが低いものはなるべく入れない方がいい。
自分を低く見せてしまうので。



>・トレースしたバナーとかを入れる。

これも、どうしても作品がないときは仕方ないけど
トレースは作品ではなく、勉強であり
本来実績として他人に見せるものでもないので
入れない方が無難。

ただ、トレースしたものを自分なりにアレンジして
説明まで出来れば、「やるな、こいつ・・・」と思ってもらえるかもしれないので
あってもいいかもしれません。



>・数が多すぎる(30~50とか。)

だいたい、10作品ぐらい見れば
その人の実力はある程度わかるものなので
多すぎるより、出来れば20ぐらいに絞って
クオリティ高いものを見せてあげた方がいいです。




2.同じような系統ばかりのデザインを入れる。

多少、系統に偏りは出てしまうのは仕方ないけど
全部が全部同じなのは
レパートリーがないように思われるのでやめた方がいいです。


例外もあって
「可愛いに特化したデザイナーになりたい」
とか
「ファッション系のデザイン専門でやりたい」
など、自分のやりたい方向性と企業のカラーがマッチしているなら
どんどん偏るべきだと思う。

ただ、その場合でも違う系統の作品がいくつか会った方が
奥行きを評価してもらえるので
異なる系統の作品も出せるなら出した方がいいです。




3.作品を掲載するときの優先順位

自分も採用に携わった事があるのですが
その時に重視していたのが


作品の写真>>>>担当箇所>制作期間>>>>コンセプト
でした。

たまに、コンセプトをだらだら書いてる人がいますが
正直、応募者はあなた一人ではない場合が多いので
そこまで読み込まれることはないのと
やっぱりイメージのインパクトは大きいので
作品力が一番大事だと思います。

頑張って作った作品の
想いを伝えたい気持ちはわかるのですが
ここでは我慢して、面接で聞かれたら語ってやるのが良いと思います。





<番外編>作品や実績がないときの見せ方

自分が専門学校出たての時は
学校でやった課題、自分で作った物合わせて10点にも満たない
寂しいポートフォリオでした。

そのまま出してしまうと当然門前払いなので
ポートフォリオの冊子を雑誌っぽくデザインして
アピールしたりしてました。

また、よく見かけるのが
・自分の経歴
・強み弱みのチャート図
・作品以外の活動まとめ
・趣味に関すること
など、実際の作品とは関係ないのですが
この辺りをちゃんと情報整理して
楽しく見せてあげたら
それもアピールにつながります。

とにかく作品を作りたいなら
架空の案件やすでにある物のリデザインや
自営業してる知り合いの名刺とか
なんかでもOKです。


特に未経験だと
「やる気」と「センス」が重要視されるように思うので
作品がないながらも、「頑張ってます感」を伝えるのは非常に重要だと思います。


参考になれば嬉しいです。


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